Dr.コーイチロー「真剣に飛ばしを考えてみた」No6
力の使い方・・・よ~く考えよう!
「今日も新しいチャンスがあります。」

真剣に飛ばしを考えてみた⑥
09172016
さあ、続けましょう!
力を必要な所で入れる習慣を構築するってことでしたよね。
「力」と僕が言っているのは、「力」と言う物理的な単位のこと。
「力を抜いてリラックスして」とか、「力入れすぎだよ」とかいう、曖昧なことではないのです。
自分自身の体が「力」を作り出して、それをクラブに伝え、インパクトで出力として「力」を出すってこと。
物理的な単位の「力」。
ベクトル量。
だから、方向も大きさも時間もかかわってくる。
なんとなくのリズムとかテンポとか曖昧な物言いではなくて、ちゃんとどれくらいのテンポでどんな質の力を出すのか。
それをどうやってクラブとボールに伝えるのか。
それをきちんと考えれば、自分自身でいろいろなことが解決できるのです。
で、自分が力を出していればそれでいいかというと、そうではないんだよね。
本当は、力もそれほど使わず、大きくも動かず、出力は正確で馬鹿でかいのが有難いんだよね。
トップまで振り上げて、フィニッシュの形決めてなんてことしなくても、ちょこっと動いて、いつでも簡単に250ヤード・キャリーなんてのが理想なんだけど、そういう話に絶対ならないよね。
トップまで振り上げて、フィニッシュの形決めて180ydsじゃあまりにも無駄な動きの塊だってことなんだよね。
つまり、自分の体の力を如何に有効に作り出して、それを上手くクラブとボールに伝えるかってことだよね。
それの一番の基本が、人間としての力の出し方。
それを、いま皆さんは構築しているわけです。
金槌で釘を打つ。
ハエ叩きでハエを叩く。
竹ぼうきで落ち葉を掃く。
ボールを投げる。
どれも実はとても効率よく力を出している。
そして、上手いこと伝達もしている。
でも、どれも、部分の形や角度も、身体の部分の使い方も殆ど考えずにやっているよね。
それも、いろんな角度に自由自在。
そういうレベルでゴルフができたらどんなに幸せだろうとか思わないのか?
それがゴルフになると、そんな能力をどう使う?っていう話がまったく出てこないよね。
なので、まずは力を出す。
そして、それをいろんな方向に、それもこれまでゴルフではクラブを振ったことが無い方向にも力を掛けてみる。
もちろん、クラブの上げ方とか、身体の使い方とか、そういう細かいことを一切考えずに、いろんな方向に力を掛けてみる。
いろいろ考えちゃだめだよ。
間違いなくこれまでの習慣に負けるから。
純粋にそれだけやることができるようになるのもとても大切だからね。
練習場ではちょっと恥ずかしいかもしれないけど、これが実は後々とても有効になってくるのです。
騙されたと思って、やってみてください
自分の感覚っていうのがどれだけすごいものか感じるようになってきますよ。
©Koichiro Fujimoto、Ph.D. All rights reserved 2016