Dr.コーイチロー「真剣に飛ばしを考えてみた」No5
今日も新しいチャンスがあります。
真剣に飛ばしを考えてみた⑤
09162016
まだまだ、2-3日で力のインパクトに集中した力の出し方が育めるわけはないけれど、どうしたら当たるの?
という事について何回かに分けてお話をしましょう。
大切なことは、ボールの位置やセットアップです。
折角良い力を出せるようになっても、力を伝達できない所にボールがあったら、当らないですからね。
ボールの位置は左かかとの延長線上とか、いろいろと「固定」するかのような説明が多いですが、そうではありません。
番手によっても、ショットによってもボールの位置は大きく変わります。
セットアップも然り。
球筋によってすごく変わるものなのです。
そして、その調整、トップ・プロに聞いても、「分かんない」という答えが返ってくる。
「でも、すごく変わるし、そうやって打っているというのも知っている。けど、どうやっているのかは分かんない」という答えが返ってきます。
そう、経験で感じてるんですね。
もちろん、こうしたことは感覚で決定しているのです。
でも、どんな感覚で捉えるのか?というのは、それこそ「たまたま」だったのです。
これまではね。
その秘密をこれから詳らかに明かして行きます。
そして、ボールの位置が5mmでもずれると、球筋は出ないというものなので、しっかり理解して行動してくださいね。
このやり方、スウィングを形でなぞっている人には機能しません。
あくまでももっと情報量の多い、「力」というもので捉えないと全く機能しません。
なので、最初に力を掛けるという事をご提案しました。
形と違って、力にはものすごく多くの情報が詰まっています。
その情報を感じることができるようになれば、平らな所で、フルショットで、まっすぐ打った時の結果的な形を模倣するのがゴルフの基本という事を根底から覆すことができます。
そして、より効率の良いことを誰でもできるようになります。
何しろ、普段人間はその情報を感じ、その場で動きを作り出しているのですから、ゴルフでもそれを活用すればだれでもできることなのです。
問題は、これまでの打ち方、形に拘っている自分自身です。
それさえ、一旦脇に置いておいて力使いにフォーカスすれば、あなたにも全く違う世界が開かれます。
次回からは、その方法について順番を追って詳しく説明していく予定です。
まずは、これまでの力をインパクトに集中すること。
そして、その動きは左右対称の振り子ではなく、釘を打つように叩く動作であること。
それを、毎回実感しながらイメージを作り続けておいてください。
感覚は、分かる、分からないという類のものではありません。
常に、もっと表現しよう、もっと感じようとすることで、研ぎ澄まされるものですからね。
©Koichiro Fujimoto, Ph.D. All rights reserved 2016