Dr.コーイチロー「真剣に飛ばしを考えてみた」No12

きちんとした動きを習得するためのチャンスは存在しています。
上達したいと思ったら迷わずご連絡下さい。
「今日も新しいチャンスがあります。」

真剣に飛ばしを考えてみた⑫
10012016

「飛ばしを真剣に考えてみた」も今回で12回目。
科学的に考えても、僕の経験則から言っても、個人差とか、一人ひとりの過去の悪癖や思考回路を考慮しないで、一般論として正しく伝えられるのはここまで。
これ以上のことを一般論として伝えることができないのは、科学的なデータにも明確に現れている。
例えば、スウィングプレーン。
例えば、グリップの握り方。
例えば、ボールの位置。
例えば、バックスウィングのシャフトの角度などなど。

科学的に検証をすると、それらの指標には、全く有意差は存在しない。
スウィングプレーンなど存在さえもしないことが何十年も前に分かっていることなのです。
だから、僕は科学者として、何人かの写真を引っ張り出してきて、『ここがこうなっている』とか、『ここをこうしなくてはいけない』とか、『ここがこうなると、ショットが良くなる』などという、何の根拠もなく、実際には害にさえなることを、恰も大切なことのようにお伝えすることはできません。

でも、ここまで11回にお伝えしてきたことを、皆さんが、これまでの自分自身が
クラブを振る
上手く打てる感じ
飛ばす
などといった、過去の習慣と結びついたことを一切無視して、自分自身が人間として持っている本来の機能に則って実行してきたとしたら、既に、全力ではないとしても、本来身に付けるべきゴルフの動きに関するエッセンスの9割は体得したに等しいのです。

「力使い」と、言葉にすると3文字のことなのだけれども、実は、この「力使い」、これまで皆さんが慣れ親しんできた、並列的且つ断片的何百ものゴルフレッスン情報を、包括的且つ機能的に習得するに等しいことなのです。

ですから、後は、自分自身がこの絶対的に重要な要素を妥協することなく、クラブを持って、スウィングしたら、そのエッセンスを踏襲してしまう自分になることに精進しさえすれば、細かいことを記憶し、思い出しながらやっているつもりの不毛の年月を堂々巡りすることなく、ゴルフを楽しみ、上達する道を邁進できるのです。

そして、正しいことを正しく認識しながら、明確に正しく実行できている範囲で反復し続けることで、心理的なバリアーを軽減させ、より強い力も、より繊細なコントロールも可能になってくるのです。

同時に、悪いことに蓋をするのではなく、悪いことは悪いこととして認識し、意図的に実行することで、より良いことを明確に認識することがとても大切です。

ロジカルに正しいことを、自分自身が実際に実行するには、自分自身の感覚に落とし込むことが不可欠です。
感覚には、「出来た」という絶対的なゴール地点は存在しません。
数限りないことを、次々にこなして行かなければならないようなことではないのです。
本当に大切なことを、じっくりとゴルフ人生を通じて、磨き続けることなのです。
そのためには、自分自身にとって正しい入り口がなんであり、どこに向かって進んで行くべきなのかを明確に認識し、粛々と実行し続けることが不可欠です。
また、一人ひとりのバックグラウンドや癖を考慮すると、実際に個々人にとって本当に有効なことを見つけるためには、直接対峙することが不可欠なのは言うまでもありません。
そのために、座談会のような企画をいろいろな場所で開催できるようになったら良いなあと考えています。
間違った道を進まないように、正しい入り口を作り、ご自身で正しく磨く道筋をご提供できるようにしたいと考えています。

北海道や沖縄から、関東までコンサルを受けに来てくださるお客様が多数存在します。
でも、誰もがそれをできるわけではありません。
だからこそ、僕が動いて、複数の人に、正しい入り口をきちんとお伝えしたいと考えています。

関東の次は、10月5日の大阪での第一回目の開催。
そして、長野でも開催も模索しています。

私の地方でも、というご希望がある方は、是非、メッセージをお送りください。
実現できるように模索してみますから。

©Koichiro Fujimoto、Ph.D. All rights reserved 2016

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