Dr.コーイチロー「真剣に飛ばしを考えてみた」No8

比較対象出来るものがないと人は感覚を作ることは出来ないシステムらしいです
「今日も新しいチャンスがあります。」

真剣に飛ばしを考えてみた⑧
09202016

前回は、どうしても腕、手、クラブに感覚が集中してしまうゴルファーが多いことを念頭に置いて、自分が本来意図的に力を出す感じを感じ、表現することがどんな感じなのかを感じてもらうために、腕を組んで、身体の脇(飛球線方向ですね)に置かれたデカイ太鼓を体で打ち鳴らす感じで力を出すイメージ体験、体感しようという事でした。

きっと、それを実際にやってみると、これまで自分自身がゴルフスウィングをする際に、感じても居なかった感じを感じた人も少なくないのではないかと思います。

誤解しないでほしいのは、最終的に手先の感覚が全くないかというともちろんそうではないのです。
多くの人が、実際に自分の身体が力を作り出すシステムを活用する感覚を持っていないという事なのです。
ですから、一度感覚を白紙に戻して、そのとても大事なことを自分の感覚で感じ取り、意図的にコントロールできるようになって欲しいのです。

さて、いろいろな面を持った太鼓を体で(多分、左肩とか上腕で叩く感じになるのかな・・・)叩く感じを表現してみると、自然にセットアップを変えている自分に出会えると思います。
気づきました?
それが、そのラインにボールを打ちだす時に体が調節をする方法の一つです。
もちろん、もう一つは、スタンスそのものを太鼓の面に対して変えてあげるという方法です。
どちらが優れていると決めつけてしまう必要はありません。
実際には、どちらも有効・・・というか、ゴルフの場合前者の能力を持っていなければ機能しないと考える方がきっと正しいのです。

そして、セットアップを変えることで、そのラインへの力を掛けることは効率が高まります。
ゴルフは、その先に腕があり、さらにクラブがあります。
その順序で力を伝達して行くのです。

腕を組んで、身体で力の方向を変え、効果的に力を掛けることができるようになったら、次は、その力掛けをベースに、腕を付け加えて行くのです。
腕が加わったからと言って、腕ばかりで太鼓をたたく感覚に陥ってはダメですよ。
そうならないためには、交互に体験することが効果的です。
関東は今日は一日雨。
是非、お部屋の中で自分の感覚とコミュニケーションしてみてください。

©Koichiro Fujimoto、Ph.D. All rights reserved 2016

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